二人分の簡単おうちごはん 〜無理せず楽しむ、わが家の食卓〜

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二人暮らしになってから、食事の量も、作るペースも変わりました。
昔のように家族分を作る必要はないけれど、「手を抜きすぎると味気ない」。
そんな中で気づいたのは、“ちょうどいい手間”で作るおうちごはんの心地よさです。

今回は、わたしたち夫婦が実践している「二人分の簡単ごはんの工夫と楽しみ方」をご紹介します。

冷蔵庫にあるもので「なんとかなる」精神

二人暮らしになると、冷蔵庫の中身もコンパクトになります。
以前のようにまとめ買いしても使いきれないことが多くなり、
今は「あるものでなんとかする」ことが自然になりました。

たとえば、

  • 残り野菜で作る味噌汁
  • 卵とネギだけのチャーハン
  • 冷凍うどんにちょい足し具材

冷蔵庫を開けて、あるもので工夫する時間もまた楽しい。
“完璧なレシピ”ではなく、“今ある材料で作るごはん”が、わたしたちの食卓の基本です。

「作る人」「片づける人」を日替わりに

料理は私の担当、と決めていた時期もありましたが、
最近は日によって「作る人」「片づける人」を交代するようになりました。

夫がカレーを作る日もあれば、私が煮物を作る日もある。
「今日はどっちがやる?」という会話も、ちょっとした楽しみです。

食後の片づけも同じように分担。
どちらかが作ったら、もう一方が洗い物。
お互いが“手を貸し合う”感覚があると、家事全体の負担もぐっと減ります。

ワンプレートごはんで見た目も気持ちもすっきり

洗い物を減らしたいときや、時間をかけたくない日には、
「ワンプレートごはん」にするのが定番です。

ごはん、主菜、副菜をひとつのお皿にまとめるだけ。
たとえば——

  • 焼き鮭+卵焼き+ほうれん草のおひたし
  • 鶏の照り焼き+サラダ+プチトマト
  • ハンバーグ+ポテト+キャベツ千切り

器ひとつでも、彩りを意識するだけでぐっと食卓が明るくなります。
「少しずつ、いろいろ」を味わうのが、二人暮らしの楽しみです。

作りすぎない工夫と“半分こ”の楽しみ

昔の感覚のままだと、どうしても作りすぎてしまう。
二人暮らしでは、「ちょっと足りないくらい」がちょうどいい。

一人分ずつ盛るよりも、ひとつの皿を「半分こ」することもあります。
たとえば、大きなオムレツを二人で取り分けたり、
スープをシェアしたり。

「おいしいね」と言いながら同じ皿を囲むと、
それだけで食卓が温かくなる気がします。

市販の惣菜も“ひと工夫”で手作り気分

毎食しっかり作るのは大変。
そんなときは、スーパーのお惣菜や冷凍食品も頼りにします。

ただ、そのまま出すのではなく、少し手を加えるだけで印象が変わります

天ぷらをオーブントースターで温め直す

サラダにゆで卵やトマトをプラス

惣菜の煮物を小鉢に盛り付ける

“ひと手間”で手作り感が出て、気持ちが明るくなる。
無理せず美味しく食べられる工夫を見つけるのも、シニア夫婦の知恵です。

“食べる時間”を楽しむ

二人だけの食卓になって感じるのは、
「食べる時間」そのものが贅沢になったということ。

テレビを消して、BGMを流しながらゆっくり食べる。
「これ、ちょっと味変えてみたよ」と話しながら、
ゆっくり噛みしめるように食べる。

そんな時間の積み重ねが、暮らしに静かな豊かさをくれます。
食べるスピードも会話も、どちらも“ゆっくり”が心地いい。

食卓を整える小さな工夫

料理がシンプルでも、食卓を少し整えるだけで気分が変わります。
たとえば——

●季節の花を小さな花瓶に飾る

●お気に入りのランチョンマットを敷く

●器を二人で選ぶ

「食べる」という行為は、心を整える時間でもあります。
だからこそ、ほんの少しの“丁寧さ”を大切にしたいと思います。

おわりに:二人で囲むごはんが、いちばんのごちそう

若いころは、手早く作って片づけることばかり考えていました。
でも今は、「誰と食べるか」が一番のごちそうです。

温かいごはんを囲んで、今日あったことを話す。
それだけで十分幸せ。
ごちそうは、メニューではなく“時間”の中にあるのかもしれません。

二人暮らしになって気づいたのは、
「食べること=生きることを分かち合う時間」だということ。
これからも、無理をせず、自分たちらしいペースでおうちごはんを楽しんでいきたいと思います。

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