思い出を飾るインテリアの工夫 〜過ぎた時間を、今の暮らしに溶かす〜

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長い時間を一緒に過ごしてきた夫婦にとって、
家の中にはたくさんの「思い出」があります。
旅行先で買った置き物、子どもたちが描いた絵、若いころの写真。

それらをただしまい込むのではなく、
今の暮らしの中にそっと飾ることで、
家に“ぬくもり”と“物語”が生まれます。

今回は、わたしたち夫婦が実践している
**「思い出を飾るインテリアの工夫」**をご紹介します。

飾る場所は「一か所」にしぼる

思い出の品をあれもこれもと並べると、
部屋がごちゃごちゃして見えてしまうことがあります。

そこでおすすめなのが、“思い出コーナー”をひとつ作ること。
リビングの棚の一段、玄関の壁、寝室の一角など——
スペースを決めてそこに飾るだけで、
小さな「物語の場所」が生まれます。

たくさん飾るよりも、「選んで飾る」こと。
そのほうが、ひとつひとつの思い出がより輝きます。

写真は「時系列」ではなく「テーマ」で飾る

アルバムのように年ごとに並べるのも良いですが、
インテリアとして飾るなら「テーマ」でまとめるのが楽しいです。

●旅行で訪れた風景の写真

●家族の笑顔ばかり集めた写真

●季節ごとの思い出(春・夏・秋・冬)

フレームの色をそろえると統一感が出て、
どんな写真もインテリアの一部になります。

わたしたちは季節ごとに入れ替えるようにしていて、
春には桜の写真、秋には紅葉の写真。
それだけで部屋に季節の空気が流れます。

「旅の思い出」は小物で感じる

旅先で買った小さなお土産や、
ホテルのカードキー、貝殻、ポストカード——
そうした“ちょっとしたモノ”にも思い出が詰まっています。

それらを箱にしまい込むのではなく、
ガラスの瓶や木のトレーにまとめて飾ると、
ひとつの「旅の記憶コーナー」になります。

「これは沖縄の砂浜で拾った貝殻」
「これは北海道で買った小皿」
そんな会話が、思い出をもう一度旅させてくれます。

古い写真は「今の暮らし」に溶け込ませる

若いころの写真を、久しぶりに取り出して眺めると、
そのときの空気までよみがえります。

でも、昔のアルバムをそのまま置くと
どうしても“過去のもの”という印象になりますよね。

わが家では、古い写真を新しいフレームに入れ替えて、
今の部屋に合うように飾っています。
木製のフレームなら温かみが出て、
昔の写真も不思議と今の空気に溶け込みます。

「飾る」だけでなく「使う」思い出も

思い出の品の中には、飾るだけでなく
“使って楽しむ”ことができるものもあります。

●若いころ買ったお気に入りのマグカップを、今も朝のコーヒーに使う

●記念旅行で買った食器を普段使いにする

●昔作った手芸作品をクッションカバーに仕立て直す

思い出を「しまう」から「使う」へ。
そうすると、過去が今の暮らしの中で息づき始めます。

思い出を飾ると「会話」が生まれる

飾った写真や小物を眺めながら、
夫婦で思い出話をする時間が増えました。

「この写真、撮ったのは何年前だった?」
「この旅館、料理が美味しかったね」

そんな会話が自然と生まれる。
それが“飾る楽しみ”のいちばんの魅力です。

モノを通して過去を語り合う時間は、
今の自分たちの絆を確かめる時間でもあります。

「新しい思い出」を少しずつ足していく

思い出のコーナーは、“完成形”ではありません。
新しい写真や記念の品を少しずつ足していくことで、
時間とともに成長していくスペースになります。

たとえば、
今年行ったカフェの写真、
最近見た夕焼けのポストカード、
誕生日にもらったお花のドライフラワー。

どれも今この瞬間の「暮らしの記録」。
思い出を積み重ねていくことで、
家そのものが“人生のアルバム”になっていきます。

おわりに:思い出は、今をやさしく照らす光

思い出を飾るというのは、
過去に戻ることではなく、「今を豊かにする」こと。

見ているだけで笑顔になれる写真、
ふと心が和む小物。
それらがあるだけで、家の空気があたたかくなります。

時間を重ねてきた二人だからこそ、
家の中に「思い出を飾る意味」がある。

これからも少しずつ増えていく写真や小物を大切にしながら、
“今”と“昔”が自然に混ざり合う家を育てていきたいと思います。

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